見出し画像

会社情報CSR

Corporate Social Responsibility

当社のCSRに関する基本的な考え方について

MAアルミニウムのCSR

近年、日本国内においてもCSR(Corporate Social Responsibility = 企業の社会的責任)問題が重要視されるようになり、各企業はコンプライアンス(法令遵守、ルールにのっとった公正・公平な業務の遂行)やリスクマネジメント等の活動に精力的に取り組んでいます。

私たちグループの企業活動は天然資源、エネルギーを大量に使用して成り立っているので、持続可能な社会を目指して、貴重な資源を再生、再利用する循環型社会システムの構築や、環境負荷の少ない設備の導入、製造プロセスの開発に更に取り組むことが重要です。アルミニウムは省資源、省エネルギー、環境負荷軽減の視点から見て優秀な素材であり、リサイクル率も高く、特に循環型社会への貢献度が高いものです。当社がグループで取り組んでいる“CAN TO CAN"リサイクルは、「持続可能な社会」構築に向けた効果的なシステムと言えます。当社富士製作所では、近隣の各種団体からのアルミ缶受け入れも実施しています。

企業の成長のためには、株主を始めとする全てのステークホルダー(企業の利害関係者)の満足度を上げていくことが必要です。全てのステークホルダーの満足度にバランスの取れた状態がどこにあるかを追求していくことが課題であると考えます。

トピックス

本社機能の移転と企業風土の改革

当社は、経営基盤強化の一環として、2021年2月15日をもって営業部門以外の本社機能を富士製作所に移転しました。これに併せて、同年4月1日付で、より機動的な体制に向けて組織改変も行いました。富士製作所と本社に分散していたために生じるムダを減らし、スピード感のある事業運営を目指していきます。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために導入している在宅勤務制度について、当社における働き方改革の一環として、恒常的な制度として導入することとしました。加えて、決裁手続きのペーパーレス化や業務内容の見直しを行い、業務効率化を進めています。
これらの諸施策を通じて、従来より進めてきましたタイムリーな情報共有と迅速な意思決定を、より一層推進するとともに、風通しの良い企業風土のさらなる醸成に取り組んでいきます。

新本社移転前の部屋

新本社移転後 フリーアドレス室として使用

働き方改革:在宅勤務制度を導入

感染症対策として2020年3月より在宅勤務を開始しましたが、働き方改革の実現のために労使委員会などで議論を重ね、2021年4月から全社を対象とした恒常的な在宅勤務制度を導入しました。通勤時間の削減により社員の余暇時間の活用が進み、かつ、本来の業務に集中できるメリットがあることから、業務効率化にも寄与すると考えています。
また、本社移転により勤務場所が東京から静岡に異動となった社員についても、在宅勤務の併用で、転居せずに勤務することが可能となっており、社員のワークライフバランスの向上につながっています。
なお、2020年8月から時間単位有給休暇制度も導入していますが、今後も個人の事情に合わせた柔軟な働き方ができるよう、制度の拡充を進めていきます。

CSR推進体制

CSR推進体制とCSR委員会

当社は、全部署にCSR責任者・管理者・担当者を配置し、 CSR委員会を中心とするCSR推進体制を構築しています。
CSR委員会は社長を委員長、CSR担当役員を副委員長とし、部長級以上の管理職が参加し開催されます。
CSR委員会では、CSR年度方針の審議や、全社およびグループ会社のリスクマネジメント活動状況やコンプライアンス徹底のため、情報セキュリティ対策や契約審査の強化などの活動報告を全社へ周知しています。
CSR委員会は、今後も当社のCSR活動の中心としての役割を担っていきます。

リスクマネジメント活動

当社は事業に関わるリスクの発見と対応のために、リスクマネジメント活動を展開しています。リスクは各部署単位で、CSR担当者を中心に洗出し作業が行われ、洗い出されたリスクについてはCSR管理者・責任者のチェックを受けた後、対応計画を策定し、1年間の取組みを実施していきます。また活動状況については、CSR委員会で報告されます。

環境報告

環境管理体制

経営会議メンバー以下、主要幹部が参加する「環境会議」を年2回開催し、当社およびグループ会社における環境に関する前年度の実績と今年度の計画および進捗について審議し、全社の環境活動の推進を図っています。
これに加えて毎年、定期的に国内グループ会社を含め各事業所の環境管理体制の現地確認を実施し、環境法令の遵守状況、廃棄物の発生状況、環境基準と実績値、環境施設の状況などを把握して、環境問題の発生を防止するとともに、各社の環境改善活動に取り組んでいます。

富士製作所環境方針

MAアルミニウム㈱富士製作所は、アルミニウム製品の設計・開発及び製造の事業 活動を継続させると共に、豊かな自然を次の世代に引き継ぐため、基本方針を定めて活動を展開する。

  1. 当所の活動・製品及びサービスが環境に与える影響を常に認識し、環境汚染の防止と資源の節減に努めると共に、環境パフォーマンスを向上させるための環境マネジメントシステムの継続的改善を図る。
  2. 当所の活動・製品及びサービスに関わる環境関連法規制、条例及び地域との協定並びに利害関係者等と合意した順守義務を満たす。
  3. 事業活動が環境に与える影響に鑑みサステナビリティを基本に、以下の項目を枠組みとして環境活動を推進する。

    • (1) 環境保全の為、大気及び河川等への汚染の予防に努める。
    • (2) 持続可能な企業活動に寄与するため、省エネルギー、資源の有効且つ効率的な利用と、廃棄物の排出抑制を図る。
    • (3) 気候変動に関する緩和と適応に努める。
    • (4) 自社活動及び社外への積極的な参画により、環境保護(生物多様性・生態系保護を含む)に努める。
  4. この方針は、当所の従業員及び構内協力会社に周知する。
  5. この方針は、利害関係者が入手できるように公表する。

省エネルギーへの取り組み

当社の省エネルギーへの取り組みは、エネルギー原単位(総生産量当りのエネルギー使用量)を対前年度比△1%削減することを目標としており、2021年度は対前年度比△1.3%の削減となりました。主な改善テーマは、①各製品別に効率的な生産計画を立案実行し、ライン生産停止時にはエネルギーロスを抑制すること、②品質改善による歩留りの向上、③設備導入・更新時の省エネ装置採用や、照明のLED化を推進することなどを行ってきました。
エネルギー使用量については、2021年度は生産量の回復により、前年度比4.9%の増量となりました。今後も様々な視点から施策を立案し、省エネルギー改善に取組んでいきます。

地球温暖化防止の取り組み

地球温暖化の原因となるCO2排出量の削減への取り組みとして、2021年度のCO2排出量は2013年度比で△10.3%の削減となりました。CO2原単位についても2013年度比で△9.9%削減となりました。これは生産性向上や歩留り改善などによる省エネ改善、一部の工業炉での燃料転換、電力会社におけるCO2排出係数の見直しが反映されたものです。
今後は、カーボンニュートラルの実現に向けて、より一層のCO2排出量削減に取組んでいきます。

物質フロー

アルミ製品を製造するには、多くの物質が使用されます。当社では、資源・エネルギーを有効に使用すると同時に、製造の過程で排出される廃棄物の量を最小限とすべく、フローを把握し、常にチェックを行っています。

社会性報告

従業員と共に障がい者の職域確保と就労支援

社会貢献の観点から、障がい者雇用の積極的な推進ならびに周辺地域の障がい者援助施設への支援に取り組んでいます。
富士製作所では、健常者と共に働ける職場環境の整備を進め、2008年9月に障がい者雇用優良事業所として静岡県知事褒章を受賞しました。
地域の特別支援学校ならびに行政・協会などのご指導の下、構内清掃を基本とする障がい者の職域を創出し、雇用拡大を実現するとともに、本業の一部であるアルミ缶リサイクル事業の一環として、近隣の障がい者援助施設のアルミ缶回収活動を積極的に支援しています。また、特別支援学校などの実習ならびに職場見学の積極的な受け入れや就労支援団体の主催行事への協力など、地域社会との連携をさらに深めることにより、今後より一層の障がい者雇用の促進と拡大に努めていきます。

障がい者援助施設からのアルミ缶受け入れ

子育て支援の取り組み(ワークライフバランス)

社員一人ひとりが仕事と家庭を両立させ、ライフステージに応じて多様な働き方ができるよう、子育て支援制度の充実を図っています。特に子の看護休暇については、対象を中学生以下の子とし、給与の一部を保障しています。
また、家族工場見学会などを定期的に開催し、子どもたちが保護者の働いている姿を見て、仕事についての理解を深める機会を設け、次世代育成につなげています。
なお、当社では2018年12月に、厚生労働省東京労働局より「子育てサポート企業」として「くるみん認定」を取得しました。今後も職場環境の向上に努めていきます。

安全衛生活動

2022年度は、次の活動を重点的に実施しました。

1.安全基本行動の徹底

富士製作所では、『従業員の安全と健康を確保することは企業活動のすべての基盤であるとの認識に立ち、継続的活動による“安全で働きやすい職場づくり”を推進する』とする安全衛生方針のもと、設備の安全対策を優先課題とする一方で、従業員一人一人が安全意識を高め、事故災害防止に努める安全基本行動の徹底を展開しています。
その一つとして、“危ないことを危ないと思う人”を初め6ヶ条に定めた『安全に強い人』づくりを目指し、不安全行動の撲滅に力を入れています。製作所構内で使用するフォークリフトに普及してきた「ドライブレコーダー」や近年、工場内外に設置を進めてきた「安全カメラ」の動画記録をもとに、日頃の作業行動面に対する良い点や改善を要する点を互いに評価、指導をし合って、レベルアップを図っていこうとするものです。

危険感受性向上教育

例えば、フォークリフトによる事故災害防止は、フォークリフトの運転者だけでなく、作業者や歩行者についてもその危険性を認識していなければなりません。アルミニウムの圧延コイルを運搬する大型のフォークリフトを題材とした行動特性や実際の運転席からの視界の状況、過去の事故事例などを映像にまとめて安全事務局から提供し、運転者と歩行者のそれぞれの立場に立って、どのように行動すべきかを各職場で討議し、フォークリフト作業の危険に対する感受性の向上に繋がる活動を行っています。

防火管理の強化

多くの危険物を貯蔵し、取り扱う生産設備を有する富士製作所では、火災事故防止も重要な安全活動のひとつです。それぞれで取り扱う危険物の特性を十分理解した上で、安心、安全で安定的に生産活動を継続するため、火災リスクの低減や従業員の防火教育に取り組んでいます。
各現場で摘出した設備の不具合箇所は自主・専門の保全活動で計画的に処置を行い、定期で実施するトップダウンパトロールを初め、各階層別のパトロールでは危険物管理に関する着眼点を重点項目に追加して歯止めとしています。従業員教育では、有事の際に迅速且つ適切に対応できる能力を身に付けることを目的として、それぞれの部署に即した訓練を繰返し実施しています。

お客様と共に─製品の有害物質管理の強化

当社では、環境負荷に関してもお客様が安心して当社の製品をご使用いただけるよう、製品の有害物質管理に関する諸規則を制定し運用しています。お客様からのお問い合わせについても、迅速に「有害物質不使用証明書」を発行しています。

お取引先と共に─調達に関する基本的な考え方

当社は、アルミニウム圧延メーカーとして、原料・資材などの調達ではお取引先の皆様との相互信頼の下、公正な取引を心がけています。また、法令遵守・人権尊重・地球環境の保全など、企業の社会的責任を果たす取り組みについても、お取引先の皆様との相互協力によって積極的に推進していきます。

社会貢献活動

地域社会とのかかわり

富士製作所では、従業員や地域の方々、近隣の団体様などからアルミ缶を回収し、アルミ缶リサイクル活動に貢献させていただいています。特に、積極的な活動を推進して頂いた団体様については、アルミ缶リサイクル協会にその活動を推薦し表彰を受けています。
2023年度は、裾野市手をつなぐ育成会が運営する「みどり作業所」が優秀賞団体として表彰されました。
この表彰は、アルミ缶リサイクルの推進を目的として、アルミ缶回収に取り組む団体の中から他の模範となるものに贈られます。
みどり作業所の施設利用者が回収したアルミ缶は当社に持ち込まれ、再資源化されています。

環境美化活動の実施について

私たちMAアルミニウム株式会社はアルテミラグループの一員としてみんなを笑顔にする『アルテミラ・スマイル活動』を推進し、地域社会貢献活動の一環として工場周辺の清掃活動を定期的に実施しております。
当社及び当社グループ会社におきましては、今後も環境美化活動等、社会貢献活動を継続して進めてまいります。

  • 日時:2023年11月22日(水)
  • 場所:エムエートレーディング社安曇野事業所
  • 参加人数:5名

事業所周辺の国道、県道を清掃しました。

  • 日時:2023年11月6日(月)
  • 場所:エムエートレーディング社千福事業所
  • 参加人数:12名

事業所沿いの国道の歩道を清掃しました。

  • 日時:2023年10月25日(水)
  • 場所:富士製作所
  • 参加人数:38名

富士製作所外周道路の清掃を行い、みんなで協力しながら多くのごみを回収しました。

  • 日時:2023年10月14日(土)
  • 場所:楽寿園

10月14日に、三島地区環境保全推進協議会の主催により、国の天然記念物及び名勝に指定され、富士の湧水で広く知られる三島市の象徴「楽寿園」の清掃活動に参加しました。
当日は天候にも恵まれ、朝早く開園前に三島市内の企業やボランティア団体など多くの方が参加され、緑化清掃やゴミ回収などを行いました。

  • 日時:2023年6月20日(火)
  • 場所:東京オフィス
  • 参加人数:14名

参加者14名が2班に分かれて東京オフィスから芝公園ルートと浜松町駅ルートの歩道をそれぞれ清掃しました。街路樹の中に隠れているごみを探し出す等して多くのごみを回収しました。

  • 日時:2023年6月16日(金)
  • 場所:裾野市中央公園の五竜の滝周辺
  • 参加人数:5名(当社からの参加者)

当社工場が所在する静岡県裾野市内の黄瀬川(狩野川水系)の清掃活動に参加しました。この活動は裾野市内を流れる黄瀬川の景勝地で、裾野市中央公園の一部にもなっている五竜の滝周辺の清掃活動です。
この活動は狩野川水系の豊かな自然の保護を目的に裾野市内の企業10数社が参加しています。約100名の皆さんとの共同清掃作業により、地域企業の方とのコミュニケーションの場にもなっています。

  • 日時:2023年6月5日(月)
  • 場所:富士製作所
  • 参加人数:30名

参加者30名が6班に分かれて工場周辺の歩道の清掃を行いました。前日までの大雨と強風の影響で歩道には、普段より多くの枝葉や飛来物が落ちておりましたが、みんなで協力して清掃しました。

  • 日時:2023年6月5日(月)
  • 場所:エムエートレーディング社千福事業所
  • 参加人数:14名

事業所沿いの国道の歩道を清掃しました。交差点付近で多くのごみを回収しました。

  • 日時:2023年5月31日(水)
  • 場所:エムエートレーディング社安曇野事業所
  • 参加人数:4名

事業所周辺の国道、県道を清掃しました。強風で運ばれてきた、大きなごみも回収しました。